2012年11月23日金曜日

カーナビ(CN-S310WD)への音楽データ設定顛末

履歴

2012/11/25:microSD+USBアダプタで動作確認したことを追記
2012/11/24:TrasendのUSBメモリで不具合発生。使用断念したことを追記

概要

PanasonicのCN-S310WDを購入しました。SDカードに記録した音楽を聴くことが出来ますが、カーナビのCDから転送するか、パソコンから専用アプリ+カードリーダ・ライタを使わないと記録できません。








CDからSDカードへの転送速度は、等倍~1.2倍程でとにかく遅く、録音途中で電源を切ると、その時の曲は破棄されるため、CD1枚を録音しようとすると、再生時間(40~70分程度)は車を運転していないといけません。これでは、手持ちのCDをSDカードに入れ終わるには数年掛かりそうです。

パソコンを使う場合、単純に音楽データをSDにコピーしても使用できません。これはカーナビが著作権保護機能を有効にしているためで、専用のアプリ(SD-Jukebox)3.675円+カードリーダ・ライタ(BN-SDCMP3)4,980円を使う必要があります。

このほかに、BLUETOOTH接続で、iPhoneなどと接続することも出来ますが、iPhone側の操作も必要になるため操作性で劣ります。

SDカードに対しては、著作権保護をがっちりやっていますが、このカーナビは、外付けでUSBメモリを接続することが出来、この場合は、そうした制限は無く、パソコンからUSBメモリに記録した音楽データが利用できます。

最近はパソコンに音楽データを取り貯めて、携帯機器に転送して利用することが一般的です。この音楽データをそのまま使えれば、改めてCDから録音する手間が無く合理的です。また、USBメモリを使えば、専用のアプリやリーダ・ライタを購入する必要もありません。



USBメモリとカーナビの接続




USBメモリの音楽データ表示


以下、USBメモリで音楽データを利用する手順を紹介します。

USBメモリのカーナビへの接続

カーナビ(CN-S310WD)とUSBメモリを接続するには、専用ケーブル(CA-LUB200D 1600円前後)を使用します。
接続口は、カーナビの背面にあります。カーナビをダッシュボードから取り外して接続するのが普通ですが、盗難防止用ネジで留められている場合は、固定したままで、グローブボックスから手を差し込んで取り付けます。

USBメモリへの音楽データのコピー

対応する音楽データは、WMA、MP3です。パソコンからそのままコピーすればよいです。




今回Transcendの32GbyteUSBメモリを使用したのですが、フォルダやファイル名が長かったり、特定の文字列のデータが有ると、USBメモリ全体のデータ読み出しが出来ないトラブルが有りました。(カーナビに接続するといつまでもアクセスが続き、曲名表示が出ない)
原因の特定は出来ませんでしたが(USBメモリのファイルシステムの問題と推定)、物理フォーマットをかけることで解消することが出来ました。
ツールは「Disk Formatter」(http://buffalo.jp/download/driver/hd/format.html#1)を使いました。32Gbyteのフォーマットでは1~2時間掛かりますが、気長に待ちます。

2012/11/24追記
音楽を再生中に、USBメモリのアクセスランプの点滅が止まらなくなり、再生が中断する現象が発生しました。ノイズフィルタなどで対策を試みたものの改善せず、TranscendのUSBメモリの使用を断念しました。 代替として、SILICON POWERのUSBメモリ(4Gbyte)を使用しています。再フォーマットなどせず使用できています。



2012/11/25追記
microSD(32Gbyte class10 ADATA) + USBアダプタで動作確認しました。再フォーマットなどは不要でした。長時間の再生は未確認ですが、カーナビへの読み込み、再生は問題ありませんでした。

音楽データの形式変換

利用できる音楽データ形式は、MP3、WMAですので、これ以外の形式のデータの場合は変換が必要になります。「Winamp」というアプリが便利だと思います。検索すると、使用方法を紹介したWebがいくつかあります。

まとめ

7年ぶりに車を買い換えて、カーナビも入れ替えとなりました。どんなに使いやすくなっているかと期待していたのですが、CDからの録音速度の遅さ、音楽データの扱いにくさなど、とてもユーザー目線での設計とは思えません。
家電メーカの凋落が言われています。今回の件で、これも当然だと思いました。