<概要>
LabToolは、LPC-Link2(ARM用のデバッガ)のアドオンボードで、簡易的なロジックアナライザやデジタル・アナログジェネレータになるものです。
このボード単体でデモ動作ができます。この動作確認の方法を解説します。
NXPのWebから、LabTool関係の概要説明があります。
このページから、LabToolのマニュアル、インストーラファイルのダウンロードWebに移動できます。
LabToolの扱い方は、マニュアルに説明があります。詳細はマニュアルを読んでもらうとして、以下ではあらかじめ知っておいたほうがよいこと、はまりそうなことをまとめます。
ホストパソコンはWindows7です。
<LabToolアプリのインストール>
このページの”Installer”の項のFor Windows にあるファイルをダウンロードして、インストールを開始します。
インストールが完了するまではLabTool上のLPC-Link2をUSB接続してはいけません。
またインストールが完了した後、アプリを起動させる前に、LPC-Link2をUSB接続してドライバのインストールをします。この後でアプリを起動するようにしてください。
<デモ測定>
LabToolには、デモ用の各種出力端子があります。これを測定端子につなげてデモ測定します。
写真のように配線します。
<LabToolアプリの起動と設定>
配線ができたら、LabTool上のLPC-Link2にUSB接続してアプリを起動します。
起動後に、デモ測定用の設定ファイル”demo.prj”を開きます。
実機で動作させるために「Devices」から”LabTool Device”を選択します。
また、デモのUART信号全体を取り込むために、「Sample Ratte」を”2MHz”に設定します。
<測定>
測定を開始すると波形が現れます。波形が出てこない場合は、トリガ点が画面範囲外にあるので、虫メガネに”×”のアイコンを押すと、画面中心にトリガ点を移動させた波形が表示されます。
トリガ信号の設定方法や、波形の測定、通信データの解析についてはマニュアルを参照してください。
以上