PSoC4スタータキット(CY8CKIT-049-42xx)のサンプルプログラムのブートローダ対応
<概要>
CYPRESSのWebで紹介されているサンプルプログラムはスタータキット(CY8CKIT049-42xx)のブートローダを使用する設定にはなっていません。ブートローダ対応させる手順は、スタータキットの取扱説明書http://www.cypress.com/?docID=48142
“5.4 Adapting Projects from 100 Projects in
100 Days”に説明があります。
ここでは、PSoC Creatorに予め記憶されているサンプルプログラムを使ってブートローダ対応の手順を説明します。
<ブートローダ対応手順>1.サンプルプログラムの選択
PSoC Creatorを起動して、File-Example Project を選択する。
Filter Options で、Architecture:PSoC4、 Device Family:PSoC4200を選択してサンプルプログラムをスタータキットで使えるものに絞り込む。
今回はADC_SAR_Seq_DieTemp_PSoC4 を選択した。これはマイコン内にある温度センサと端子からの信号をそれぞれAD変換して、キャラクタLCD(2ケタ)に表示するものです。回路図はPSoC Creatorの TopDesign.cyschタブで確認してください。
2.Application Typeの設定変更
PSoC Creatorの左側にある窓のProjectを右クリックして出てくるプルダウンメニューからBuild Settingsを選択する。
Application Type でBootloadableを選択する。これでこのプロジェクトがブートローダブルに対応したものになる。
3.Component(Bootloadble)の追加
Component Catalog窓からSystem-Bootloadableを選択して、TOpDesign.cysch(回路図窓)にドラック&ドロップする。
4.BootloadableのHEX,ELFファイルの設定
TopDesign.cysch窓に設定したBootloadableをダブルクリックする。
開いた窓のDependenciesタブで、ブートローダプログラムのHEX,ELFファイルを設定する。このファイルはスタータキットのサンプルプログラム
(http://www.cypress.com/?docID=47827)
に入っています。
これで、コンパイルすればブートローダ対応の実行ファイルができます。
以上
0 件のコメント:
コメントを投稿